宮城県石巻市が町内会に配布した殺虫剤を住民2人が誤飲し、1人が死亡した問題で、全国でもペットボトルに飲料以外の物を移し替えて誤飲した事故が、2020年以降、少なくとも8件発生しています。
調査した国民生活センターは、殺虫剤や消毒液のペットボトルへの移し替えをやめるよう呼びかけています。

国民生活センター:
「飲料用ペットボトルへの移し替えはやめましょう。洗剤や殺虫剤などの誤飲事故が発生しています」
ペットボトルに注ぎ込まれているのは、無色透明の液体。消毒用アルコールです。隣にある、水が入ったペットボトルとは区別がつきません。

国民生活センターが国と行った調査では、2020年4月から2025年10月までに、飲料用の空のペットボトルに、飲料以外の物を移し替えて誤飲した事故は、全国の医療機関から少なくとも8件寄せられました。

このうち2023年9月には、ペットボトルに移し替えた次亜塩素酸水を水と間違え、2歳の女の子のミルクに混ぜて誤飲させた事故がありました。
国民生活センターは、誤飲事故の原因となる、飲料用ペットボトルへの移し替えをやめることや、詰め替えを行う際は、指定の専用容器に詰め替えて誤飲の恐れがない場所に保管することなどを呼びかけています。

宮城県石巻市では2025年6月から7月にかけて、市が町内会に配布した殺虫剤を誤飲して80代の男性が死亡し、3歳の子どもが救急搬送されました。
いずれも、ペットボトルに小分けした殺虫剤を誤飲していました。

tbcが宮城県内35の市町村に取材したところ、石巻市を含め18の市町村で町内会や住民に殺虫剤を配布していたことが分かりました。このうち石巻市では一部の町内会が、女川町では町の職員が液体の殺虫剤をペットボトルに小分けしていました。

女川町では、ペットボトルに殺虫剤が入っていることを記載した注意書きを添付し、年2回配布しています。女川町は、配布の打ち切りも検討しています。















