2021年に自殺した陸上自衛隊水陸機動団に所属する男性自衛官が死亡する前に、上司からパワーハラスメントを受けていた可能性があることがわかり、相浦駐屯地では自殺との関連を調べています。
亡くなったのは陸上自衛隊の水陸機動団に所属する20代の男性3等陸曹で、2021年11月に佐世保市の自宅で自殺を図り、その後、死亡しました。

相浦駐屯地によりますと、3等陸曹は、死亡する前の月にメンタルヘルスチェックシートの内容について、上司である40代の男性陸曹長から書き直しを命じられていたということです。

チェックシートを巡っては3等陸曹を含む複数の隊員が書き直しを命じられていたことがわかり、相浦駐屯地では『陸曹長の行為がパワハラにあたる』とみて調査しているということです。

相浦駐屯地では当初、3等陸曹の自殺と陸曹長の行為との因果関係については、「ない」と結論付けていましたが、改めて関連を調査するとしています。