6月1日、静岡県小山町の込山正秀町長は、陸上自衛隊富士駐屯地に3月末に配備された反撃能力を有する国産初の長射程ミサイル「25式高速滑空弾」の装備品展示が、5月30日に富士駐屯地で非公開で行われたことを明らかにしました。
これは、込山町長が6月1日に地元報道各社に送ったプレスリリースで「25式高速滑空弾の装備品展示に関する町長コメント」として、公表しました。
小山町の広報によりますと、3月31日に陸上自衛隊富士駐屯地に配備された「25式高速滑空弾」の装備品展示は、東富士演習場に関連する静岡県御殿場市・静岡県裾野市・小山町の首長と、地元地権者団体の代表者のみを対象に非公開で実施されたということです。この装備品展示をめぐり、報道発表はありませんでした。
込山町長は、「現在の日本の置かれた厳しい安全保障環境の中では、防衛体制の強化を必要とする国の考えは理解しております。また、25式高速滑空弾の富士駐屯地への配備につきましては、教育所要に基づく教育を担う特科教導隊への配備であることや東富士演習場では展開訓練など射撃を伴わない形で訓練するとしており、国の安全保障上の判断として受け止めております」とし、国際情勢が緊迫するなかで富士駐屯地に長射程ミサイルの配備した国の判断に、一定の理解を示しました。
その一方で込山町長は、「しかしながら、地元首長として、何よりも地域住民の安全・安心の確保が最優先であると考えております。このことから、防衛省におかれましては、地域への影響を最小限に留めるとともに、安全管理に万全を期すよう強く求めます」と強調し、地元への影響を限りなく減らしながら、国の責任において地元住民の安全管理を徹底するよう要望しています。
反撃能力がある国産の長射程ミサイルをめぐっては、熊本県の健軍駐屯地に「12式地対艦誘導弾能力向上型」が3月31日に配備される際、これに先立つ形で3月17日に地元の自治会関係者などに限定して、発射装置や弾薬運搬車などが公開され、その様子は報道機関が取材していました。














