宮崎県の大淀川水系で生息域を拡大させている肉食の外来魚「コウライオヤニラミ」は、先月、新たに清武川水系でも確認され、生態系への影響が懸念されています。

こうした中、都城市で、先月31日、関係機関が合同で、この外来魚の駆除活動を行いました。その結果は・・・

都城市の中心部を流れる大淀川水系の沖水川。
先月31日は、地元のNPOや県の関係者、それに、宮崎大学の専門家らが参加し、駆除活動が行われました。

今回の駆除では、釣り竿や網に加え、魚に電気ショックを与える機械も使って、コウライオヤニラミを捕獲していきました。

肉食で繁殖力も強いこの外来魚。
すでに、都城市内の大淀川水系のほぼ全域に生息域を拡大させているとみられ、体長20センチを超える「大物」も捕獲されました。

(NPO法人都城大淀川サミット 宇都年文理事長)
「釣果が思ったより大型だった。それだけ繁殖して、大きな型の個体になってきたのではないかと思っている」

大淀川水系で初めて確認されてから、およそ10年が経つコウライオヤニラミ。
絶滅危惧種のオオヨドシマドジョウなど、在来種の魚を捕食し、生息域を広げているとみられています。

この日、捕獲されたのは、81匹に上りました。駆除活動に参加した専門家は…

(宮崎大学 岩槻幸雄名誉教授)
「オオヨドシマドジョウがここで消えたら、日本で消える。世界でいなくなってしまう。ほかの在来種も食べてしまうので、そこら辺りが喫緊の課題で、処理しないと大きな影響を与えてしまう」

地元のNPOなどでは、今後、より効果的な駆除方法を検討していくことにしています。

宮崎県は、コウライオヤニラミについて、先月28日付けで県内すべての河川などから、生きたまま持ち出すことや放流することを禁止しています。