宮城県石巻市で、渇水対策について話し合う連絡会が開かれました。
今のところ、水不足の懸念は出ていませんが、2025年は、鳴子ダムの貯水率が一時ゼロになっただけに、関係者は渇水への備えを確認しました。

石巻市で開かれた渇水情報連絡会には、北上川と鳴瀬川流域の利水関係者約20人が出席しました。この連絡会は渇水対策のほか、円滑な水利用や河川の環境保全につなげるために開かれているもので、現在のダムの貯水率などが報告されました。

このうち鳴子ダムについて、29日午前9時現在の貯水率は74.4パーセントでした。宮城県内では先週、まとまった雨が降ったことなどから、現時点で必要な量は確保されています。

2025年は、雨不足によって7月29日に貯水率がゼロとなり、下流の米作りに大きな影響を及ぼしただけに、出席者は、渇水への備えについて意見を交わしていました。

鳴子ダム管理所・片野 正章・所長:
「昨年、一昨年の状況からすると降雨量がどう変化していくの分からないので」「状況を注視しながら運用をしていきたい」

東北地方整備局では、2025年12月、「渇水対応タイムライン」を策定し、渇水時の関係機関の行動計画をまとめ、役割を明確化しています。

また、宮城県内のダムの貯水率についてです。
県内にはダムが20か所があり、そのうち18か所はほぼ平年並みの貯水率を確保しています。

平年より貯水率が低いのは大和町の宮床ダムで52.5パーセントとなっています。
また、大崎市の岩堂沢ダムは過去10年の平均より30ポイントほど低い62.3パーセントです。
この岩堂沢ダムは2025年、貯水率がゼロになった鳴子ダムをカバーするために大量に水を放出し、その後、回復に努めてきましたが、雪不足と2026年春の雨不足の影響から、まだ水位が戻り切っていないということです。