みなさんもうお気づきかもしれませんが、この「じゃがめん」宜野座村でしか買えないご当地商品なんです。

宜野座村特産品加工直売センター ・未来ぎのざ 新垣正松所長
「宜野座村限定で販売することで、宜野座村に村外から足を運んでいただけたらという思いでやっています」

そもそも宜野座村でジャガイモの栽培が始まったのは1989年。
赤土の土壌が栽培に適していることから県の一大産地となりピーク時には年間1000トンを出荷、2000年には県の拠点産地に認定されています。

また栽培が盛んだった宜野座村惣慶区にはこんなものも?!

今野成美リポーター
「この画面の中にはジャガイモが隠れているんですが、一体どこでしょうか?正解はここ、ジャガイモの街灯があるんです。」

ここまで順調に見えていたジャガイモ栽培ですが2002年にある変化が。

未来ぎのざ 新垣正松所長
「青枯れ病とか土壌の菌による障害がでてきたものですから、それでかなり不作になってしまったということになっています。ピーク時は1000トンぐらいあったんですが、現在はその10分の1にも満たないぐらいの数になっています」

採算が合わずに退く農家も。

未来ぎのざ 新垣正松所長
「(機械化で)初期投資が大きかったということで、不作になってしまったことで経営が厳しくなってきた面もあって農家さんがどんどん減っていった形になっています」

こうした課題を解決し、もう一度「宜野座村のジャガイモ」を盛り上げたい。その思いのもと地域が一丸となって、様々な取り組みをすすめています。


宜野座村特産品加工直売センター ・未来ぎのざ 新垣正松所長
「宜野座村はまだまだ農産物を使った特産品があまりないので、じゃがめんを使った沖縄そばのセットの商品開発を予定していまして、それで販路拡大し、農家さんの栽培面積も増えて出荷が増えればなと思っています」


宜野座村を訪ねると長年変わらず愛される地元の味と、地域の特産品を盛り上げるために再挑戦する人の姿がありました。