全国から注目を集めている田舎館田んぼアート。
制作で要となる下絵づくりの作業、「カヤ挿し」が進み、下絵が浮かび上がってきています。

田舎館村役場の前にある田んぼアートの第1会場。
ここで先週21日(木)から急ピッチで進められているのが「下絵づくり」です。

今回描かれるアートの1つが、江戸時代の絵師・円山応挙の有名な幽霊画で弘前市の久渡寺に奉納されている「返魂香之図」です。

これを表現するために、地面に描く下絵は…。
高い場所から見下ろすことを想定しているため、驚きの絵柄になっています。

この下絵を元にカヤをポイントごとに正確に挿していきます。

ここが制作の要。
測量機を使って精密に作業します。

田舎館村企画観光課 小森好展さん
「距離はセンチ単位、角度については千分の一、百分の一単位で調整して、そこに合うように打っていく作業になりますので、適当にやってしまうと絵柄にもずれが発生してしまう」

カヤを挿した場所を展望台から眺めるとご覧の通り。すでにしっかりと絵柄が浮かび上がっています。

今回、第1会場で植える苗は8色であわせて12種類あり、カヤは種類ごとに色を変えなければなりません。この地道な作業は29日(金)まで続き、約9100本のカヤを挿すことになります。

田舎館村企画観光課 小森好展さん
「幽霊といえど人の絵ですから、顔がゆがんでしまうと全体のイメージも変わってしまうので、左右の顔の部分は特に気を付けて慎重に打っております」

下絵が完成した田んぼアートは31日(日)に田植え体験ツアーが行われたあと、日一日と表情を変え、出来秋を迎えることになります。

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