リニア中央新幹線の沿線自治体でつくる期成同盟会の総会が5月27日、都内で開かれました。静岡工区の早期着工に期待が集まる中、静岡県の鈴木康友知事は、「JR東海の法令手続きが全て終了した時点で政治判断をしたい」と述べました。

<大村秀章 愛知県知事>
「人、モノ、金、情報を呼び込んで国際競争力を飛躍的に高めていくと確信しております。この同盟会の使命は、リニア新幹線の1日も早い全線開業を実現することでございます」

都内のホテルで開かれたリニア建設を促進する「期成同盟会」の総会です。沿線自治体のトップやJR東海、国会議員ら約250人が出席しました。

<片山さつき財務大臣>
「静岡県で知事が変わりましてから大変大きな前進があり、今や長年の懸案もほとんど解消されて進んでいることを本当にうれしく思っております」

<鈴木康友 静岡県知事>
「静岡県もいろいろと皆さんにご心配をおかけしてまいりましたけれども、我々のもともとの方針は、しっかり関係者の皆さんと一緒になってリニアのプロジェクトは推進していきますと」

鈴木知事は、静岡県の専門家会議での対話が完了したことを報告したうえで、東海道新幹線の静岡県内への停車本数の増加に期待感を示しました。

<鈴木知事>
「いよいよ静岡県は大きな山場を迎えている状況でございます。ぜひ皆さんにもしっかりとご支援をいただきたいと思います」

会議では、静岡工区での水資源や自然環境の保全に向けた取り組みを確実に実施することや、東海道新幹線の利便性向上などを国とJR東海に強く求める決議が採択されました。

総会の後、鈴木知事らは国交省を訪れ、酒井庸行副大臣に決議内容を盛り込んだ要望書を手渡しました。

<鈴木康友 知事>
「住民説明会も行われていますし、今JR東海で各種法令手続きをクリアするということで進めていただいておりますので、そういうことが全部終了した時点で私としての政治判断をしたいと思っております」

鈴木知事が下す「政治判断」はいつになるのかー。大きな山場を迎える中、住民説明会は6月20日に終了します。