高知県いの町の高校生が地域の人たちと協力しながら土佐和紙の原料、楮(こうぞ)から繊維を取り出す「楮へぐり」に挑戦しました。

高知追手前高校吾北分校では、総合学習の一環で町の伝統産業である「土佐和紙づくり」を学んでいます。27日は1・2年生18人が、土佐和紙の原料=楮の表皮を剥いで白い繊維を取り出す「楮へぐり」を体験しました。この楮は、来年の春に卒業する3年生の卒業証書に使われる予定です。生徒たちは、白い卒業証書にするため茶色い皮が残らないよう出刃包丁を使って丁寧にへぐっていきます。

(体験した1年生)
「単純作業が好きなのでなんかずっと没頭していられるのが良いなと思います」

作業は単純ですが、包丁持ち方のコツを教わったり、「どこに住んでいるか」などとりとめのない話に花を咲かせたりして、地域の人も高校生も交流を楽しんでいました。

(体験した2年生)
「きれいな和紙にしたいと思い、できるだけ(皮を)取り除きたいなと思ってやっています」

(地域の人)
「いいですね。こうやって興味持ってくれるのが一番いいと思います」

高校生たちは12月に卒業証書用の紙をすく予定です。地域の人によると、温暖化や高齢化などで品質の良い楮を確保すること自体が難しくなってきているということです。