山形県は、今月5日に酒田市で発見された山岳遭難死亡事案について、警察の調査の結果、クマの被害によって亡くなったことが判明したと発表した。

県内でクマによる死亡事故が発生するのは、1988年(昭和63年)に戸沢村で発生して以来、38年ぶりとなる。

県環境エネルギー部によると、今年に入って県内で発生したクマによる人身被害はこれで3件目で、すべて山菜採り中に発生している。

県内の人身被害はおととし(令和6年)が3件、去年(令和7年)が13件と多発していて、今年もすでに3件と警戒が必要な状況が続いている。

今年は市街地での目撃件数も増加していることから、県は4月30日から「クマ出没警報」を発令中(当面の間)。

山菜採りやレジャーなどで山林に立ち入る機会が増えるシーズンを迎えているが、山林はクマの主要な生息地であるとして、県民に対してさらなる注意喚起を行っている。

政府も今月19日に関係閣僚会議を開き、環境省ウェブサイト等で国民向けの情報を発信している。県は「山に入る際は複数人で行動し、クマよけの鈴を携行するなど、十分に対策をとってほしい」と呼びかけている。