塩釜みなと祭で神輿を乗せる専用の船=御座船(ござせん)を新たに造船する計画について、26日に祭の協賛会と市内の造船会社が契約を交わしました。8月にも造船が始まる予定です。

宮城県塩釜市の造船会社、東北ドック鉄工で開かれた調印式には、市や塩釜みなと祭の関係者らが集まり、御座船の新造について正式に契約を交わしました。

塩釜市の二隻の御座船、鳳凰丸(ほうおうまる)と龍鳳丸(りゅうほうまる)は、毎年7月に開催される塩釜みなと祭で塩釜神社と志波彦(しわひこ)神社の神輿を乗せ、松島湾を巡航する日本で唯一の神輿専用船と言われています。

しかし、造船から60年以上が経ち、経年劣化が進んでいることから、市や祭の協賛会では、新たに2隻の船を造る計画を進めていました。

総工費は、2隻で1億2000万円。建設は地元の造船会社、東北ドック鉄工が担い、今年8月着工予定です。

御座船建設部会 志賀重信さん:
「今からみなさんワクワクしているような感じで、きょうの契約が終わり一安心」

東北ドック鉄工 千葉浩介社長:
「この御座船は、塩釜の人たちの塩釜神社を崇拝するひとたちの心のよりどころ、凌雲の志を持って応えるそういう気持ちでいっぱいです」

新たな御座船は2027年=80回目のみなと祭で披露される予定です。
市によりますと、中東情勢の緊迫化で資材の高騰などの影響もあり、当初より、費用が高くなっているということです。市では、今後も募金などを続けて資金を募っていくとしています。