「なかなか区切りがつかない」森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、自死した元職員の遺族が新たな裁判を起こす方針です。

 (赤木雅子さん)「いざ何かがあるとこうやって切り捨てられて何も出さない。すごく未来がつぶされているような気がします」

 怒りをあらわにする赤木雅子さん。赤木さんの夫・俊夫さん(当時54)は財務省近畿財務局の元職員で、2018年、森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に自殺しました。

 赤木雅子さんは改ざんをめぐる真実を知りたいと、財務省が任意で検察へ提出した文書などの開示を求め、これまでに約14万ページの文書などが開示されました。しかし…
 
 (赤木雅子さん)「本当は何が起きていたのかを知りたいっていうのでやってきたんですけど、腹立たしい」

 財務省側は、存在をほのめかしていた別の近畿財務局職員の直筆ノート3冊や、土地取引に関して学園側とのやり取りを記録した音声データについて、今年4月、開示しないことを決めました。

 理由については「個人のプライバシーにかかわる」「将来の検察の捜査に支障が出るおそれがある」などとしています。

 (片山さつき財務大臣)「個人の自由な考えを文書にまとめることを萎縮させるおそれなど、今後の事務事業に支障を及ぼす恐れがあることから、全部不開示といたしました」

 赤木雅子さんは、この不開示決定の取り消しを求めて、新たに裁判を起こすことを、5月25日に明らかにしました。

 (赤木雅子さん)「財務省からケンカを売られたというか、直前まで出すと言っていたものが急に出ないということになりましたので、なかなか区切りがつきません。財務省にこんなことされても、へこたれない。まだまだやれることはやりますよという気持ちでいます」

 赤木雅子さんは、夏ごろまでに大阪地裁に提訴するということです。