5月2日に東京の文京区民センターで「AI時代の子どもを守る法教育」を考えるシンポジウムが開かれました。法教育というのは単に「法律の条文を暗記させる」ということではなく、「子どもたちに法や司法制度の基礎になっている価値を理解してもらい、法的なものの考え方を身に付けさせる教育」のことです。

法的なものの考え方を思考の癖に

では、その法的なものの考え方とは何なのか。子ども向けの法律解説本「こども六法」の著者で、法教育の学習塾も主宰する山崎聡一郎さんの話です。

山崎聡一郎さん
こういう問題が起きてます、そしたらルールはどうなっているんだと法律の条文を読みます。そして事案に当てはめてこういう風に考えられるかもしれない。でも結構、「あ、バッチリ当てはまる!解決!」ってほぼならないんです。答えがない中でルールを指針としながら、当事者たちが納得のいく解を探し求めるというのが法的な考えを繰り返すということであって、これはあらゆる人生における経験に通じるわけです。

山崎さんは子どものうちからこういう思考の癖をつけることが大切だと話します。