アメリカのトランプ大統領は「最終段階」にあるとしていたイランとの戦闘終結に向けた交渉をめぐり、「時間は我々の味方だ」などと、合意を急がないよう指示したと述べました。

トランプ大統領は24日、イランとの交渉について、「秩序を保ちながら建設的な方法で進められている。時間は我々の味方だ」などとSNSに投稿し、「代表団に急いで合意するなと指示している」と明らかにしました。

アメリカ軍によるイランの港湾封鎖に関しては、「合意が成立し、署名されるまでは全面的に維持される」としたうえで、「双方は時間をかけて正しくやらなければいけない」と強調しています。

トランプ氏は「彼らは核兵器や爆弾を開発したり、生産したりすることはできないと理解しなければならない」と指摘。その後の投稿でも「私は悪い取引はしない」と述べています。

これに先立ち、ニューヨーク・タイムズは政府当局者の話として、ホルムズ海峡を開放することや、イランが保有する高濃縮ウランを処分することで双方が基本合意したと報じました。ただ、最終合意に向けてはトランプ氏とイラン側の最高指導者の承認が必要で、手続きには数日かかる可能性があるとしています。また、イランの濃縮ウランをどのように処分するかについても交渉が続いているということです。

一方、イランのタスニム通信は24日、「国民の権利にかかわるレッドラインから決して後退しない」とし、「合意に至らない可能性もまだ残っている」と伝えていて、先行きは依然として不透明です。