栃木県上三川町で69歳の女性が殺害されるなどした強盗殺人事件で、警察庁の楠芳伸長官がきのう、関連する事件の情報を警視庁に集約するよう指示したことが分かりました。

警視庁が、この強盗殺人事件や関連する窃盗事件などの情報を取りまとめながら事件の全容の解明と中核的人物の摘発を目指すとしています。

強盗殺人事件をめぐっては、事件の発生前に現場の周辺で不審な人物や車両が相次いで目撃されていていました。

捜査関係者によりますと、その不審な車両が今年3月東京・新宿区で起きた窃盗未遂事件に使われていたものと同じものとみられることが明らかになるなど、警察庁は「匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウ」による広域的な事件の可能性があるとしていました。

今回の指示は「警察庁長官は広域組織犯罪などに対処するための捜査態勢について必要な指示をすることができる」という警察法に基づいたものです。

これまで、海外にいる日本人が被害に遭ったテロ事件などに適用されてきましたが、国内での広域的な事件を対象にしたのは初めてだということです。