核軍縮への道筋などを話し合うNPT再検討会議が最終日を迎え、国連本部では最終文書の採択に向けた会合が行われています。最終合意に向けた文書案からは、北朝鮮の非核化を支持する項目が削除されました。

NPT=核拡散防止条約の再検討会議の最終文書案は、採択にこぎ着けるため、4度の改訂を経て内容がさらに絞り込まれました。

北朝鮮をめぐって、前回までは、▼「朝鮮半島の非核化に揺るぎない支持を表明」、▼「北朝鮮は核保有国の地位を得られない」などとしていましたが、最新の案では項目ごとすべて削除されました。ロシアが削除を要求したということです。

さらに、ウクライナのザポリージャ原発について安全を重視するとした記述も削除されています。

最終文書は全会一致が必要ですが、過去2回の会議では中東やロシアをめぐって意見が割れ採択できていません。

今回も採択できなければ、「条約の空洞化が始まる」と危惧する声が高まる中、予断を許さない状況が続いています。