「強盗致死罪」の重い罰則

関係図:年齢は事件当時【この記事の画像を見る】

今回、逮捕された6人全員が「強盗致死罪」で起訴されています。

この罪の罰則は、死刑または無期懲役に限られており、数ある犯罪の中でも特に重い罪の一つです。

検察の判断について、元検察官の中村浩士弁護士は2024年の取材時、次のような見解を示しています。

元検察官の中村浩士弁護士(2024年の取材時)

「キャッシュカードを持っている者が無理やり暴行、脅迫を加えて暗証番号を聞き出した。これは強盗罪の成立を認めるという裁判例が、すでに存在しています」
「ほかの財物、財布を奪った、これらの点がすべて金品目的だと評価されたんだと思います」

スマートフォンで撮影された動画の存在が、検察が強盗致死罪で起訴する要因の一つとなった可能性を推察します。

「動画の中に『金を出せ』などの言動が記録されている後に、激しく暴行を加えていたならば、強盗致死罪での起訴というのは、ハードルが高くありません」

中村弁護士によりますと、強盗致死罪が成立した場合、暴行への関与の度合いにかかわらず、原則として無期懲役の判決が予想されるとしています。

有罪となった場合、賠償による示談など、かなりのことをしなければ無期懲役から有期懲役への減軽は難しいということです。

川村葉音被告(左)と八木原亜麻被告(右)視聴者提供【この記事の画像を見る】

なお、川村被告ら3人の初公判は5月25日に予定されていますが、主犯格とされる当時18歳のアルバイト従業員の男ら2人の裁判員裁判初公判は、7月13日に開かれることが決まっています。

長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告(21)と当時16歳の少年の裁判日程はまだ決まっていません。