下見?“盗難ナンバー車”何度も目撃

さらに、栃木県の事件現場周辺でも事件の1か月前から…

事件現場の近隣住民
「バイクの人がぐるぐる回って、(被害者の)富山さん家の前でも写真を撮っていたらしくて、だからこの地域の人はみんな警戒していた」

これは回覧板に掲載された不審な「黒い乗用車」とバイクの写真。バイクはナンバープレートが折り曲げられているのがわかります。

他にも、町中を走る「黒い軽ワゴン車」を不審に感じ、撮影していた住民もいました。事件の9日前(今月5日)には、亡くなった富山さんの自宅近くの防犯カメラに、この「黒い軽ワゴン車」が捉えられていました。

すぐ後ろには、ナンバープレートが折り曲げられたバイクが…

翌日の映像にも、同じ車とバイクが映っていました。

その後、黒い軽ワゴン車は、盗難ナンバーだったことがわかり、今月7日、乗っていた41歳の男が逮捕されました。

地域住民が強く警戒し、逮捕者が出ていたにもかかわらず起きてしまった今回の強盗殺人事件。

実行役の少年の一部は、取り調べに「後悔している」という旨の供述をしているということです。

SNSなどで闇バイトに応募し、知らない者同士で犯行に及ぶケースが多いトクリュウですが、今回、少年たちは知人同士だったとみられます。

その背景に、警察による捜査の変化があると専門家はいいます。

元警視庁捜査一課理事官 副島雅彦さん
「偽の免許証とかで入ってきて、仮装身分捜査っていうのをやるように」

「仮装身分捜査」とは、捜査員が身元を隠してSNSで闇バイトに応募し、募集していた犯罪グループを割り出す捜査のこと。

この捜査を警戒し、知り合いを紹介させてメンバーを集める新たなリクルートの手法が横行しているといいます。

警察は、指示役とみられる竹前容疑者夫婦のさらに上がいるとみて捜査しています。