自治体が指定するごみ袋が、静岡県内各地で品薄状態となっています。

一部の市町では、指定ごみ袋が手に入らなかった人向けに、指定がない袋でもごみ出しを可能とする臨時の措置をとるなどの対応に追われています。

<坂口将也記者>
「静岡市のスーパーです。こちらレジの横にはごみ袋の売り場がありますが、きょうは欠品との案内が出ています」

静岡市葵区にあるスーパーでは、ごみ袋を購入する客が急増し、欠品の状態が続いているといいます。

<フードマーケット・マム 広報課 田海廣人 課長>
「(欠品の状況は)およそ2~3日前から」
「インターネット上で色々話が増えて、お客様がお買い求めになって無くなっていったという形」

指定ごみ袋が棚から消えているのは、静岡市だけではありません。

<三島市内の店舗のアナウンス>
「ただ今、三島市の指定ごみ袋が入荷いたしました。お一家族様、3点までとなりますがどうぞご利用くださいませ」

店員が指定のごみ袋を棚に並べるとお客さんが急いで買い求める。こんな光景が各地で繰り広げられているのです。

背景にあるのは、長引く中東情勢の悪化。日本でも石油製品などへの影響が長期化するなかで「ごみ袋もなくなるのでは」という不安が、市民の買いだめ意識を高めたものとみられます。

この騒動に対し、自治体側は対策に追われています。

浜松市では、5月18日から臨時の対応として「もえるごみ」など3種類のごみについて指定を受けていない袋でもごみ出しをできるようにしました。

<ごみ収集の作業員>
「指定袋以外はきょうは積んでないですね。いまのところないですね」

18日の時点では、ほぼ全てのごみが指定の袋で出されていましたが、市の担当課には、ごみ袋の問題をめぐり、先週半ばに1日で100件を超える問い合わせがあったということです。

<浜松市一般廃棄物対策課 足立匡史 課長>
「(先週から)『何店舗か回ってもごみ袋がない』『どうしたらよいか』といった市民からの問い合わせが急激に増えたものですから」

こうした状況で常に問題となるのが高額な転売です。

<伊豆川洋輔記者>
「こちらのフリマサイト見てみますと、浜松市の指定ごみ袋が転売されています。一つ1000円を超えるものもあります」

フリマサイトでは、浜松市指定のごみ袋が、市場価格の2倍から3倍で出品されているケースも。市は供給量は足りているとして冷静な対応を呼びかけています。

<浜松市一般廃棄物対策課 足立 課長>
「1か月あれば状況も落ち着くと考えていますので、その間、冷静な対応をしていただければと思います」

そもそも指定のごみ袋がないという自治体もありますが、県内の35の市町のうち17の市町が指定外のごみ袋の使用を一時的に認めるというかたちをとっています。(5月18日時点)

静岡市の担当者は、「今回は購入できない方への臨時的な措置としていて、指定ごみ袋が手元にある方はそちらを利用してほしい」と呼びかけています。