札幌市も外国人材に活路 バス運転手を現地で育成

堀啓知キャスター
日本のことが大好きなウィルさん。J-POPがきっかけだったということですけれども。

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コメンテーター鶴岡慎也さん
このバスだけに限らず、いろんな業種で外国人の人って増えてるじゃないですか。僕ら日本人からしたら「働いてもらってる」という感謝の気持ちを持たないといけませんし、やっぱり外国人の人に「日本で働きたいな」と思うような、そういう日本とか地域にしていかないといけないなと思います。

堀キャスター
感謝の気持ちというところだと、今日デビューしたウィルさんは、降りるお客さんから「頑張ってね」と声をかけてもらったのがとっても嬉しかったと話してました。

糸賀舜キャスター
ウィルさんは、英語もできるということで、会社の専務は「今後、都市間バスといった、そういった難しい仕事に関しても取り組んでほしい」とも話していました。

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糸賀キャスター
そして企業だけでなく自治体も外国人ドライバーの育成に乗り出しています。 札幌市が今年度から始めた事業。ベトナムで事業を展開している企業とタッグを組んで行うのですが、海外での人材募集から日本語教育、そして来日してからの日本での運転免許取得や、着任後の生活支援までを、一体的に支援する事業を今年度から始めました。

堀キャスター
来日前と、来日後もサポートするっていうことですけど、やっぱり言語の問題とか、交通環境、右ハンドル・左ハンドル違いますもんね。そういうところも乗り越えなきゃいけない。 そういう意味で言うと、そんな簡単な話では実は、ないんですよね。

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コメンテーター須田布美子さん
そうですね、ビザの要件を緩和して来日しやすいようにはなっても、「来てからの問題」というのが、おっしゃる通り、その言語の問題、あるいは交通ルールの問題っていうのが、非常にハードルは高いと思いますので、それがちゃんと事前にケアされてるってすごいですよね。

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糸賀キャスター
今回の事業で言うと、すでにベトナムで教習所などのノウハウを持つスタートアップ企業が取り行う事業なんですが、自治体が予算をつけて主導して行うというのは、国内でも初めての試みだそうなんです。 札幌市は再来年、2028年までにベトナムから10人程度の就労を目指しているということです。

堀キャスター
しかもベトナムって、ハンドルで言うと…

糸賀キャスター
左ハンドル、右側通行。

堀キャスター
右側通行。だから、事前に日本に来る前に、日本は左側通行なんで、学んでから来るということですね。

糸賀キャスター
日本に来てからも運転免許取得の教習は行われるんですけど、その前に、ベトナムにいる段階で、左側通行に慣れてもらう、実際に車で教習を行うそうです。

堀キャスター
今、世界的に人材って取り合いになっている。そういう意味で言うと、こうやって「現地で」というのは大事かもしれませんね。

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コメンテーター鶴岡さん
やっぱり運転する側からしても、早く慣れるといのはすごく大事だと思いますので、いい取り組みですね。

札幌市内のバス運転手…20代30代はわずか1割

堀キャスター
ちなみに、今、札幌市内でバス運転手およそ1500人いるんですけども、20代と30代は、わずか1割なんですね。つまり将来、今のバスの本数はまず維持できないというのを多分、表してますよね。

糸賀キャスター
この10年で路線バスの便数で言ったら、もうすでに3割減少しているっていう現実があります。

堀キャスター
ここで3割、だけどさらに加速する可能性がある。早く手を打たなきゃいけないということですので、こういう外国人材も含めてどうやって人材確保していくのか、これからの業界の取り組みに注目です。