藤井聡太王将と将棋界のレジェンド羽生善治九段が「王将」のタイトル戦で初めて対決しました。7番勝負の初戦は藤井王将が制し、タイトル防衛に向け好スタートを切りました。
■藤井王将「予想してない手を指された」「(羽生九段は)自分にないものを持たれている」

年齢差は32歳、夢の天才対決となりました。
藤井聡太王将:
素直な手を考えることがなんとかできて、課題もあったけど、とても充実感のある一局だったなと思う。
1月8日、静岡県掛川市で始まった将棋の八大タイトルの1つ「王将戦」七番勝負の第1局。1月9日の朝、2日目が再開しました。

タイトルを持つ藤井聡太王将(20)と挑戦者の羽生善治九段(52)。2人は、これまで公式戦で8回対局し、藤井王将が7勝していますが、タイトル戦では「初顔合わせ」です。
藤井王将は、今年度すでに自らが持つ4つのタイトル(「竜王」「王位」「叡王」「棋聖」)の防衛に成功。「王将」は、今年度5回目のタイトル防衛戦です。
一方、史上初の「七冠」達成など数々の記録を打ち立てている羽生九段。今回、「王将」を獲得すると、100期目のタイトル大台に乗ります。
1月9日は、互いに攻め合いが続く展開で午後6時前、藤井王将が初戦を白星で飾りました。
対局を終えた2人は・・・
藤井王将:
こちらが予想していない手を指されることも多くて、長考するということも多かったので、やはり自分にはないものを(羽生九段が)持たれているのかなと。
羽生善治九段:
(藤井王将は)一手一手深い読みの裏付けで指されているんだなと対局して感じた。気持ちを切り替えて次の対局に集中していけたらと思う。














