どこか懐かしい「レモンケーキ」が今、コンビニスイーツに登場したり、東京に専門店がオープンするなど、ブームを巻き起こしています。

■コンビニや老舗洋菓子メーカーも…“レモンケーキ”が大ブーム!

変わらないレモンの形、レモンの爽やかな風味が口に広がる「レモンケーキ」。

いまはコンビニでも!
4月21日にファミリーマートで発売されたのは、1個160円のレモンケーキ。
※一部の地域・店舗では取り扱いのない場合あり

定番のお菓子にも!
不二家の「カントリーマアム」にはレモンケーキ味が登場。
※不二家「カントリーマアム ひとくちレモンケーキ(260円)」※番組調べ

さらに、アイスまで!
4月、「あいすまんじゅう」にレモンケーキ味が誕生しました。
※丸永製菓「あいすまんじゅう Dessert レモンケーキ(237円)」

スイーツメディア「ウフ。」編集長 坂井勇太朗さん
「スイーツ界全体でアクセントのあるお菓子がすごく求められていて、その中の1つとして酸味があげられます。ここ2~3年で大ブームになっています」

■「1つのつもりが…」銀座一等地にある専門店の“進化した”レモンケーキ

レモンケーキ自体も進化しています。
酒粕の香りがほのかに香り、和三盆を使った「和のレモンケーキ」に、
※大三萬年堂HANARE「檸檬と酒粕のけーくしとろん(573円)」

羊羹のように超もっちり、濃厚な食感が特徴なものまで。
※レゾンデートル「レモンケーキ(450円)」

そして、銀座の一等地にオープンしたのがレモンケーキの専門店「銀座島ごころ」です。

60代男性
「美味しいので、つい1つのつもりが2つぐらい食べちゃったりしますね」

1個300円の「レモンケーキ 島ごころ」は、表面にコーティングはなくシンプルですが…

島ごころ 奥本隆三 社長
「レモン果汁を入れるのではなくて、レモンの皮に含まれている香りをケーキに閉じ込めて…」

使っているのはレモンの果肉ではなく、香り成分が多く含まれるという「皮」なんです。

本店があるのはレモンの産地で有名な広島県。2025年11月、銀座に出店しました。

なかでも、特に人気なのが…

70代男性
「(焼きたての)レモンケーキが第一」

60代女性
「焼きたてって特に美味しいんですよ。結構外側がカリカリな感じで」

店内では「焼きたて」も販売。通常のものは“しっとり”ですが、焼きたては?

出水麻衣キャスター
「ん~!外側サクッ、内側フワフワ、ホロリ です。出来たては外の生地がいい。レモンのほろ苦さもあっていいですね。どんどん食べ進んじゃう。危険!」

■食べるのに覚悟が必要?日本一のレモンケーキも

名古屋市にあるベーカリー「ondo」が手掛けるレモンケーキ。レモンの形はしていないのですが、非常に印象に残るものになっています。どんな進化をしているでしょうか。

目指したのは日本一のすっぱさ!その名も「すっっぱいレモンケーキ(400円)」。

レモンピール入りのケーキをすっぱいレモンシロップにたっぷり漬け込んで、とにかく“すっぱさ”にこだわったそうです。

販売サイトを見ると、購入するときには「覚悟できています」にチェックが必要なんです。

作っているお店のスタッフでさえも…

ondo 横山信人 店長
「(店の)スタッフは4分の1でも十分。水分欲したりする方もいる」

■先代社長のこだわり レモンそっくりな型の誕生秘話 

スイーツメディア「ウフ。」によると、レモンケーキが誕生したのは1960年代、日本発祥の焼き菓子なんだそうです。意外と長い歴史を持っているんですね。

一番の特徴が、レモンそっくりなこの形ですが…

日本で初めてレモンケーキの型を作ったのが、東京・葛飾区にある「千代田金属工業」さんです。

当時の社長が、ケーキ店から「レモン状の型を作ってほしい」と依頼を受けたことがきっかけだそう。

千代田金属工業 吉田尚さん
「八百屋からいっぱいレモンを買ってきて、1個1個見て、形のいいものを選んで、それを粘土で形をとって、型をとった粘土に石こうを流し込んで、リアルを追求していたんでしょうね」

本物のレモンで型を取っているので、よく見ると左右で少し形が違っており、実は右の方が少し膨らみが大きいんです。

このレモンの型は、いまでは北海道から沖縄まで、全国のスイーツ店などで使われています。

東京・自由が丘に2025年オープンしたレモンケーキ専門店「パール洋菓子店 自由が丘」の看板メニュー「パールのレモンケーキ(429円)」にも使われています。

焼き上がりのふわっとした感じが他の型と違うそうですよ。

私(出水キャスター)が取材した先ほどのお店「銀座島ごころ」でも、この型を使っていました。

東京にお店を出す前は、他のメーカーのものを使用していたそうですが、大きな違いがあったそうです。

島ごころ 奥本隆三 社長
「最初焼いた時に別物でした」

ーー何がどう違う?

島ごころ 奥本隆三 社長
「火の入り方がまず違う。焼き色が綺麗についたり、こんがり焼き色がつく」

出水キャスター
「ドーム型ですから、いっぱい火が入っちゃうところと、少し緩くできちゃうところとできそうですけど、良い塩梅で火が入るようになっているんですね」

進化を続けるレモンケーキ、人気はさらに広がっていきそうです。