総額およそ870億円。海外の金融商品への出資を国に無登録で呼びかけ、違法に出資金を集めていたとみられるグループの男女6人が警視庁に逮捕されました。

出資した女性
「子どもが生まれたタイミングでしたので、お金的な将来のことが少し気になってしまって」

東京都内に住む女性。5年前、ある金融商品に300万円を出資し、その後、解約しましたが…

出資した女性
「解約したら(元本は)戻るという話。でも、2年以上戻ってきていません。早く返してくれないかなという」

この金融商品への出資を組織的に勧誘していたとみられるのが…

記者
「大坂容疑者を乗せた車がいま築地警察署に入ります」

金融商品取引法違反の疑いで逮捕された大坂陽司容疑者(50)ら男女6人です。6人は2023年までのおよそ6年間で、男女14人に債権を運用する海外プロジェクトへの出資を国に無登録で呼びかけた疑いがもたれています。

勧誘のうたい文句はこうです。

大坂陽司容疑者ら
「配当は年利12%で元本保証」

大坂容疑者が実質的なトップを務めるコンサルティング会社「グローバルインベストメントラボ」は、1000人規模の勧誘員を使い、これまでに7300人ほどから出資金を集めていたとみられています。その総額はおよそ870億円。

なぜ、これほどまでの金額を集めることができたのでしょうか。この金融商品に出資した女性はこう話します。

出資した女性
「契約する際に秘密保持契約というものを結ばされて、それに名前と住所を書いたものになります。商品のことを第三者に開示・提供・漏えいしてはいけないみたいな。他言無用ということ」

この出資に関することを一切、口外しないよう約束させることで、悪い評判が流れることを防いでいたのでしょうか。

記者
「家宅捜索を終えて、警視庁の捜査員が港区虎ノ門のビルから出てきました」

警視庁はおよそ1年前からコンサル会社の関係先20か所を家宅捜索するなど捜査を進めてきました。これまでに、大坂容疑者が総額65億円の報酬を得ていたことや、その報酬をクルーザーでのパーティーや海外旅行の費用などにあてていたことが判明したということで、引き続き事件の実態解明を進めています。