古くから日本刀の産地として知られる瀬戸内市の備前長船刀剣博物館にある施設で、1年の刀づくりの無事を願う神事が8日開かれました。


毎年この時期に行われている打初式です。備前おさふね刀剣の里で普段から作業をしている職人7人と関係者が参加し、刀づくりに使う道具や鋼を熱する火床をはらいました。また熱した鋼を大槌で叩く昔ながらの作業も今年初めて公開され、事前予約した観衆が見守りました。

【備前長船刀剣博物館・若松挙史館長】
「今年は皆さんに気兼ねなく来ていただけて、刀剣文化を一人でも多くの方に知っていただければ」

備前長船刀剣博物館では2022年度の入館者数を約2万7000人と見込んでいて、今後は団体客や外国からの観光客の回復も期待しているということです。