医療系スタートアップ企業の元社長の男がファンド会社から16億円以上をだまし取ったとして警視庁に逮捕されたことがわかりました。男は売り上げをでっちあげたうえで自身の会社をファンド会社に売却していたということです。
捜査関係者によりますと、詐欺の疑いで逮捕されたのは医療系スタートアップ「MTU」の元社長、原拓也容疑者(38)です。
原容疑者は、おととし12月頃から去年2月頃までにかけて東京都内の中小企業向けファンド会社に対し、「2024年の売り上げの概算はおよそ8億円である」などとウソを言って「MTU」を売却し、およそ16億3000万円をだまし取った疑いが持たれています。
原容疑者は「MTU」のサービスについて「現在、およそ50の医療機関に導入されている」ともファンド会社に伝えていましたが、実際には医療機関はサービスを導入していなかったということです。また、原容疑者は架空の売り上げを計上し、ニセの概要説明書なども提出していたということです。
「MTU」は▼医療機関向けオンラインセキュリティーサービスや▼歯科医院のマーケティング事業を主要事業に掲げていましたが、実態はほとんどなかったとみられています。
「MTU」はファンド会社に売却された後、去年4月9日付で原拓也容疑者を「業務執行について、重大な疑義が生じた」として代表取締役から解任しています。
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