重い病気と闘う子どもたちに寄り添い、安らぎを与えるファシリティドッグ。

かつて、その存在に支えられ、大きな病気を乗り越えた少女がいました。誓ったのは「恩返しのために看護師になる」こと。夢を追う少女のその後を取材しました。

「術後、初めてほほえんでくれた」闘病中の子どもたちに笑顔を

静岡県立こども病院。医療スタッフの一員として働くのが「ファシリティドッグ」のタイです。

げんたくん(7)
「タイくんのことね、ずっと夢で見てる」

Q.夢だと一緒になにをしているの?
「遊んだり、プール入ったり」

病院のベッドの上で過ごす日々。ファシリティドッグのタイは、げんたくんの夢の中にまで寄り添い、一緒に遊んでくれる大切なお友達です。

5月8日、タイが病室を訪れると、ベッドの上から真っ先に降りてきたのは、先天性の腸の病気で入院している梅原つばきちゃん(5)。

つらい手術のときも、タイはそばに寄り添い続けました。タイの仕事は、子どもたちに「安らぎ」と「笑顔」を与えること。

この日、退院を迎えるつばきちゃんからのプレゼントは、お母さんと一緒に書いたタイのイラストです。

つばきちゃんの母親
「手術のあとに表情も全部消えてしまうようなくらい、憔悴しきっている期間があったのですが、『タイちゃんが来たよー』と言った時に、術後、初めてほほえんでくれた

子どもたちを支える日々のふれあい。タイの仕事はそれだけではありません。