昭和初期に存在していた!?水道施設から払い下げられた「中ノ島」

島を探索していると、南側の建物の所有者と遭遇。4年前に南側の土地を購入したという方に、お話を聞くことができました。
この島ができたのは、昭和7年。当時南側には「中島飛行機株式会社」という名の社宅があり、そこには浜名湖から取水する水道施設(社宅用)もありました。

そして昭和26年、社宅が無くなった土地を浜松市が買い取り、水道施設の改良整備を行うことに。汲み上げた水は、橋の下に設置した水管を通して周辺の島へ供給していたと言います。しかし、昭和40年から50年頃、設備の劣化により施設は撤去されました。
その後、島の土地は民間に払い下げられ、北側にはリゾート用マンション、南側には旅館ができましたが、旅館は廃業。島を外周する道は、市が民間に払い下げする際に、公共の遊歩道として建設したのではないか、と言われているそうです。
さらに、約70年前からこの地域に住んでいる住民によると、島に架かる橋はかつてもっと細い道だったようで、そこで釣りをする人がたくさんおり、危険だったとのこと。歩道のある道に生まれ変わり、橋で釣りができないようフェンスが取り付けられました。

「湖島(こじま)」とも呼ばれる謎の島ですが、正式名称は「中ノ島(なかのしま)」。もともとあった旅館の名前が「湖島」だったことから、そう呼ぶ人も増えたのではないか、とのこと。

地元の方が見せてくれた昭和中期の中ノ島の写真には、改修される前の橋や、水道施設と思われるタンクが写っていました。手前にはボートレースのボートが写っており、昔は中ノ島の手前でターンしていたそうです。
さらに、リゾートマンションができる前、島の北側には「魚藍(ぎょらん)観音像」が建っており、年に1回、ウナギの供養祭が行われていたそう。
現在は別の場所に移設された観音像ですが、毎年ウナギの供養祭は行われているとのことです。
CBCテレビ「道との遭遇」2025年11月11日(火)午後11時56分放送より














