造船工事でアスベストを吸い込み、肺の病気で死亡した北海道函館市の男性の息子が、造船現場への国の給付金制度の適用を求めて提訴しました。
訴えを起こしたのは、5年前、肺の病気で94歳で死亡した函館市の男性の息子です。
訴状によりますと、男性は1980年代までの40年以上にわたって、函館の造船会社で内装工事などに携わっていました。
労働基準監督署は男性の死亡について、アスベストを吸い込んだことが原因として労災と認定。
男性の息子は、造船現場が国の給付金制度の対象外となっているのは不当だとして、国と建材メーカーに3850万円の賠償を求める訴えを起こしました。
桑島良彰弁護士
「(アスベストが)健康を脅かすものだということは、国は理解をしていたはずなので、救済の枠から外すというのは、許されないと考えている」
アスベスト被害をめぐっては建設業の被害について給付金制度がありますが、造船現場の被害は対象外とされています。
提訴を受けて、国は「訴状が届いていないためコメントを差し控える」としています。














