北海道安平町は、ことし4月に行われた町議会議員選挙で、特定の候補者への投票を反対し、別の候補者に投票を依頼する内容のメッセージを知人70人ほどに送ったとして、教育委員会の54歳の男性職員を11日、停職2か月の懲戒処分としました。

処分を受けたのは、安平町教育委員会事務局の次長を務める男性職員(54)です。

安平町役場(資料)

安平町によりますと、男性職員は、ことし4月に行われた町議会議員選挙で、知人およそ70人にSNSのLINEを通じて、特定の候補者2人に投票しないよう呼びかける一方、別の候補者2人への投票を依頼しました。

LINEを受け取った人から町に連絡があり、発覚しました。

安平町の聴き取りに対し、この男性職員は、投票を控えるよう呼びかけた候補者2人に対し、業務などを通じて反感や感情的な思い込みを抱き、また投票を呼びかけた候補者2人に対しては、業務を通じて知り合い、応援する気持ちになったなどと説明しているということです。

安平町は、これらの行為が地方公務員法の規定に抵触するとして、男性職員を停職2か月の懲戒処分としました。

男性職員は「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした」と述べているということです。

安平町役場(資料)

安平町の及川秀一郎町長は「公務員倫理の欠如に起因する事案が起きてしまったことについて、誠に遺憾であり、心からお詫びします。職員倫理の一層の徹底に努め、町民の信頼を回復するよう努力していきます」などとコメントしています。