■原油高騰がもたらす新たな試練と「4年の歳月」

さらにいま、中東情勢の緊迫化によって原油高騰の波まで押し寄せています。当然、使える原油の量にも限りがあり、冬場も水温を保てるのは繁殖用の水槽だけです。クエの養殖にまで温水を回す余裕はありません。

<温水利用研究センター 石神所長>
「地元の料理人が言うには1.5キロから2キロくらいのクエが使い勝手が良いと。温排水がある頃は2年で1.5キロ程度に育っていたが、温排水が止まってからの15年間は冬場は水温が下がり、クエが成長しないため、このサイズになるまでに倍の4年かかります」

浜岡原発の運転停止で当初のメリットが無くなってしまった温水研。

15年間、矛盾を抱えながら魚を育て続けています。
※御前崎市でクエを食べられるのは11月から2027年3月まで