新潟県長岡市に住む80代女性が、警視庁の警察官を名乗る男らにだまされ、現金1000万円やキャッシュカード2枚をだまし取られていたことが分かりました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、ニセ警察官をかたる特殊詐欺事件が相次いでいるとして注意を呼び掛けています。

警察によりますと4月20日、80代女性の自宅の固定電話に実在する宅配業者を名乗る男から電話がありました。
男は「あなた宛ての荷物を預かっている」などと話し、女性が身に覚えがないと答えると、電話番号に電話するよう言われたということです。

その後、女性がその番号に電話をかけると、警視庁の警察官を名乗る男が出て「あなた宛ての荷物を確認したら、お金や携帯電話が入っていた」「特殊詐欺の犯人が、あなたに手数料として渡したお金だと話している」「あなたは詐欺の容疑者になっているので、身の潔白を証明してもらいたい」などと話しました。

その後、東京地検の検事名乗る男らから「口座の中にあるお金の番号を調べる必要がある」などと言われた女性は、指示に従い現金1000万円と自身の名義のキャッシュカード2枚を紙袋に入れて自宅付近の道路脇に置き、だまし取られたということです。
その後、不安になった女性は、相手側から教えらえた番号に電話をかけたものの、使われていないことがわかり、警察に届け出ました。

警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、以下の点に注意するよう呼び掛けています。
・警察や検察は、逮捕を免れることを理由に、口座のお金の引き出しや金銭の振り込みを指示することはありません
・警察官を名乗る者から、電話やメッセージアプリで「捜査対象になっているという話」や「お金の話」が出たら詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してください

ニセ警察官による特殊詐欺事件が相次いでいます。
「私だけは大丈夫」と思わずに、不審な電話が来たら一度電話を切り、家族や知人、警察などに相談してください。