熊本地震で被災し、建設された熊本県八代市の新庁舎をめぐり、大手ゼネコン側に便宜を図った見返りに現金6000万円を受け取ったなどとして八代市議の男らが警視庁などの合同捜査本部に逮捕されました。
熊本県八代市 市議会議員 成松由紀夫 容疑者
「当選させて頂きましたことを心より御礼を申し上げます。ありがとうございます」
熊本県八代市議会議員の成松由紀夫容疑者(54)。きょう、あっせん収賄の疑いで逮捕されました。
発端は10年前の熊本地震でした。八代市では最大震度6弱を観測し、庁舎も被災。「災害に強い」構造の新庁舎を建設することになったのです。工事は大手ゼネコン「前田建設工業」を筆頭とした地元企業2社との共同体が落札。170億円以上かけて2022年に完成しました。
この八代市の新庁舎建設工事をめぐって、きょう、八代市議会議員の成松由紀夫容疑者ら3人があっせん収賄の疑いで逮捕されたのです。
3人は工事の入札をめぐって市の職員らに対し、「前田建設工業」側に有利な評価基準案を採用するよう働きかけ、2021年に「前田建設工業」の社員らから見返りとして現金6000万円を受け取ったなどの疑いがもたれています。
去年、成松容疑者はこの事業が復興の一環で実現したことを強調していました。
八代市議 成松由紀夫 容疑者
「(総工費が)176億円ですね。8割は災害復旧事業債。八代の手出しは34億円です。熊本県内の当時の議長みんなから大変羨ましがられました。八代はどんな裏技を使ったんだと」
しかし、この後、業者選定のいきさつを問題視する声があがりはじめました。市議会が去年12月に設置した百条委員会では、こんな証言が…
担当者
「私に電話がありました。成松市議から携帯に。この前もらった(落札の)リストの中にマエケン(前田建設工業)が入ってないのはなぜかということだったんで、その後、結果的に前田建設工業が入るようなリストの条件に変更しました」
逮捕を受けて八代市の市長は。
小野泰輔 八代市長
「非常に大きなことだと重く受け止めております」
警視庁は成松容疑者らの認否について明らかにしていませんが、動機を追及しています。
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