作業療法士が関わる利点とは

作業療法士は、一般的に病院などで身体や心の障害がある人にリハビリを行っていますが、特性のある子どもたちを支援する役割もあります。
子どもたちがやりたいこと、保護者が望むことを聞くことから始まるといいます。
「YUIMAWARU」 仲間知穂代表:
「漠然と子どもたちを能力アップしましょうではなく、この生活を実現するためにこの力が一番重要なので、ここを育てようみたいに連携することが強みとしてはあるかなと思います」
ゆいまわるでは、作業療法士を保育園や小中学校に派遣する学校訪問支援で、毎月300回ほど訪問。
学校生活の中で友達に手が出るなど、子どもたちの「気になる行動」を専門家の視点から教師や家族と一緒に考え、保護者の交流の場も設けています。
取材に訪れた日は、ダウン症や発達障害など、さまざまな特性のある子どもを育てる保護者が「子どもの就学先」について語り合いました。
保護者会の参加者:
「前回は特別支援 “学級” の話を聞いたので、特別支援 “学校” の方はまったく知らないので、どちらも聞いて今後決めていきたいと思って」
地域の学校の「特別支援学級」と障害のある子どもたちが学ぶ「特別支援学校」、どちらを希望するのか。
この日は、自閉症と知的障害のある子どもの就学先に特別支援 “学校” を希望した日高静香さんが、先輩ママとしての経験を語りました。

日高静香さん:
「身辺のことを自分でできるようになる自立を目的としていたので、私は勉強とかを目的としていたわけではないので(特支校を選んだ)」
子どもの成長を見守る中で、葛藤もあったといいます。
「支援学校に行けると思う日もあれば、支援学級に行けると思う日もあるんですよね。気持ちが毎日変わるんですよ。(幼稚園の)年長になって、スパッと決めるよりは、自分の気持ちにも納得したうえで、この子の進学先はこうだよねっていうのをじっくり決めていきたかったというのもある」
保護者会の参加者:
「みんな同じ悩みを抱えているので、こういう場があってとっても助かっています」
作業療法士 具志堅奈利子さん:
「特性があるから、こうしてくださいではなくて、お母さんたちが今感じているお子さんの状態とか、(子どもが)言えない感情の部分を聞いて、お母さんたちがそういう風にとらえているのであれば、こうかかわったらいいなとか。お母さんたちが考えられるような情報提供をするように意識しています」
作業療法を使った取り組みが特性のある子どもたちの成長の支えの一つとなっています。














