フィリピンを訪問している小泉防衛大臣は6日、自衛隊が初めて本格的に参加しているアメリカとフィリピンの大規模な合同軍事演習を視察しました。
アメリカとフィリピンの合同軍事演習「バリカタン」は6日、南シナ海に面したフィリピン北部の沿岸で実施され、小泉大臣は、フィリピンの国防相とともに、実弾を用いた訓練を視察しました。
自衛隊は今年から初めて本格的に参加していて、訓練では、「88式地対艦ミサイル」を発射し、標的艦船を撃沈させたほか、アメリカ軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」なども投入されました。
訓練を通じて各国の部隊間の相互運用性を高めることが狙いです。
日本とフィリピンの両政府は、南シナ海や東シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に安全保障面での連携を強化していて、5日に行われた防衛相会談では、日本の護衛艦などの輸出に向けた協議体の設置で合意しています。
これに関連して中国外務省の林剣報道官は6日の会見で、「いわゆる安全保障協力という口実のもと海外へ軍事力を展開し攻撃型のミサイルを発射している」と非難しました。
中国外務省 林剣 報道官
「この動向は日本の右翼勢力が再軍事化のプロセスを加速させ、専守防衛や国際法・国内法の関連する規則を絶えず打ち破ろうとしていることを改めて示している」
そのうえで林報道官は、「一部の政策はすでに自衛権の範疇を大きく逸脱している」と主張、「中国は日本に対し軍国主義による侵略の歴史を深く反省し言動を慎むよう促す」とけん制しました。
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