箱根駅伝で区間新記録の快走を見せ、“山の妖精”と呼ばれた城西大学の山本唯翔選手が地元の十日町市を訪れ、市長に結果を報告しました。

十日町市役所の職員に拍手で迎えられた城西大学3年生の山本唯翔選手。はにかんだ表情で拍手に応えます。箱根駅伝で5区を任された山本選手は13位でたすきを受け取ると力強い走りで山を駆け上がり、9位でフィニッシュ。
区間新記録で区間賞に輝き、チームにとって5年ぶりのシード権獲得に大きく貢献しました。

【城西大 山本唯翔選手】
「支えてくださった方々のおかげで、今回このような結果に繋がったと思っています。本当にありがとうございました」

山本選手といえば、レース中に監督から呼びかけられた「山の妖精」というフレーズが話題になりました。

【城西大 山本唯翔選手】
「監督車から『山の妖精になれるぞ』って呼び掛けてもらって、自分では笑っちゃいそうになったんですけど。“神”まではまだいってないと思うので、ちょうどよかったのかなって」

孫の活躍を沿道で見ていた祖父・文雄さんも喜びを噛みしめました。
【山本選手の祖父・中嶋文雄さん】
「小さいころから大人しくて、こういう選手になるような性格じゃないと思っていたが、こういう結果が出て、これ以上の喜びはありません」

来年の第100回大会に向け、山本選手は「1年間またしっかりと鍛え直して頑張りたい」と意気込みを語っていました。


















