佐渡でイワシが大漁です。と言っても、漁師は喜んでばかりもいられませんでした。原因は、過去最高を更新したガソリン価格です。

18日午前、佐渡市の市場に運び込まれたのは大漁のイワシ。

両津湾の定置網にかかったもので、その量は75トンです。

関係者は大喜び、かと思いきや…
【加茂水産定置網組合 石塚林二郎 組合長】「廃棄っていうのもな、まずいな。輸送が間に合わない」

この日取れたイワシの多くは小さいサイズのもの。普段なら飼料用として安い価格で卸すそうですが、あまりに大漁で輸送用のトラックに載せきれず、泣く泣く廃棄を考えていました。

輸送を巡ってはスペースのほかに、この問題も…
【佐渡水産物地方卸売市場 木村章平 課長代理】「佐渡から本土に行く交通費や燃料が最近上がっているので、そういった関係でイワシ自体も単価が安いので放流という事態に」

石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、16日の時点で前の週より29円高い、1リットルあたり190円60銭でした。

イラン情勢の緊迫化を背景に5週連続で値上がりしていて、過去最高を更新しました。
政府はガソリン価格の高騰を受け、19日から新たな補助金を導入します。

ガソリンは小売り価格が170円を超える分には全額補助する方針で、石油情報センターは「政府の補助金の影響もあり、今後2週間ほどかけて170円に近付いていくだろう」との見通しを示しています。

ちなみにあのイワシ、あの後、トラックの空きが出たため、大量の廃棄は免れたそうですが、ガソリン価格の高騰は幅広い業界に影響を及ぼしています。