ペット同伴の避難訓練に取り組む自治体もー
さらに、ペットを連れて避難生活を余儀なくされる場合を想定して、避難訓練に取り組む自治体もあります。神奈川県・海老名市では4月8日、「ペット同伴の避難訓練」が初めて行われました。
海老名市 内野優市長:
(いざという時)どういったものが必要なのか、屋内か屋外かという考え方もありますが、屋内の避難所にペット同伴で避難する場合に何が必要なのか。いろんな課題が抽出できると思っています。
今回の訓練では災害時に避難所に設置される実際のテントと簡易的なエアーマット、毛布が用意されました。

訓練に参加した鈴木佐和子さんは、さっそく愛犬のひなちゃんとテントの中に入ってみましたが、緊張している様子のひなちゃんは佐和子さんの側を離れようとしません。
さらに佐和子さんは、他の犬に会うと吠えてしまうひなちゃんが、多くのペットが集まる避難所で落ち着けるのかどうか心配していましたが、ひなちゃんは、しばらくするとすっかり安心した様子を見せました。
鈴木佐和子さん:
避難訓練を体験していれば本当に避難しなきゃいけない時のために良い経験になるんじゃないかなと思います。
訓練を終え、新たな気づきもありました。
鈴木佐和子さん:
餌は持っていきたいなと思いました。あとは犬用のトイレや歯磨きグッズ、ブラッシングとかも必要になってくるので。
現時点では、避難所ではペットフードなどが手に入らないことがわかり、すぐに持ち出せるペットの避難グッズを見直すきっかけになったといいます。
避難訓練には大型犬のドンくんも参加しました。
飼い主は、ドンくんのサイズ感が心配だったようですが・・・
ドンくんの飼い主:
一緒に行けないんだったらもう避難しないかもしれないですね。ペット同伴で避難できる場所があるとわかっただけでも、すごく安心しました。本当に大切な存在で、ペットとかではなく、今までずっと一緒に思い出を作ってきた大切な家族なので、そういう時こそ、一緒にいたいなと思います。


「ペットの家族化」が進む今、「もしもの時」もペットと一緒にいたいと思う飼い主は少なくありません。今回海老名市が開催した同伴避難訓練には、70組のペットと家族が参加しました。
海老名市危機管理課 林太郎氏:
訓練後に書いていただいたアンケートなどを反映して、さらに良い環境を市民に提供できれば良いなと思っています。いつ災害が起こるかわかりませんので、やれることは早めにどんどん手をつけていきたいと思っています。

犬のほかにも、猫やほかの小動物などのペットについても災害時には「一緒に避難すること」が求められます。(特定動物や特定外来生物に指定された動物、これらに類する動物は対象外)
「ペットの同行避難」について環境省が指針を改訂するこの機会に、“家族”で「もしもの時」を考えてみてはいかがでしょうか。
(ひるおび 2026年4月29日放送をもとに作成)














