RCCウェザーセンター 気象予報士解説「土砂災害に関する情報」

【ポイント①:警戒レベル4相当の名称】
<廃 止>土砂災害警戒情報
<新運用>レベル4土砂災害危険警報

【ポイント②:発表基準の見直し】
これまでは「レベル3相当」と「レベル4相当」でそれぞれ基準が設けられていました。

しかし、これからは「レベル4相当」の基準に到達すると予想される場合にのみ、「レベル3相当」が発表されます。

つまり、「レベル3土砂災害警報」が発表されたら、まもなく「レベル4土砂災害危険警報」に切り替わるという運用になります。

<レベル3土砂災害警報 発表基準>
「レベル4土砂災害危険警報」の基準値に到達が予想される「3~6時間前」に発表

<レベル4土砂災害危険警報 発表基準>
「レベル4土砂災害危険警報」の基準値に到達が予想される「2時間前」に発表

発表基準を見直すことで、「レベル3相当」の発表回数が大幅に減ることになります。

これまでは、「レベル3相当」どまりの回数が数多くありましたが、今回からは、「レベル4相当」への”予告的”な意味を込めた発表になります。

雨量や土の中に含まれる水分量にもよりますが、「1時間程度」でレベル4相当に切り替わる可能性があります。

「警戒レベル4」と「警戒レベル5」では世界が違います。

「レベル5」はすでに災害が発生しているか、切迫している状況です。こうなると避難が、かえって危険に可能性があります。

警戒レベルで、「レベル4」までに「危険な場所から全員避難」とされているのはこのためです。

土砂災害に関しては「レベル3」が発表されたら、まもなく「レベル4」に切り替わると思って、事前に備えておき、当日に落ち着いて行動することが重要です。

土砂災害が多い広島にとって、これは重要なポイントです。

まもなく大雨シーズンです。防災気象情報を有効に活用するためにも、ハザードマップなどで、まずは身の回りの災害リスクを知っておくことが大切です。

新たな防災気象情報は、5月28日に提供開始の予定です。