被爆建物の「旧広島逓信病院外来棟」が、自由に見学できる資料館として5月1日にリニューアルオープンします。オープンを前に、関係者向けの内覧会が開かれました。
広島市中区東白島町にある旧広島逓信病院外来棟。これまで予約者のみに公開されてきましたが、展示の再整備を行ったうえで、1日から資料館として予約せずに見学できるようになります。

81年前、爆心地から約1.3kmにあった逓信病院には、原爆投下直後から負傷者が殺到。当時看護師だった本多浜子さんは、1995年のRCCの取材に「何日経ってもその行列が途絶えなかった」と当時の様子を話していました。治療が行われていた館内1階の旧無菌的手術室の床と壁に貼られているタイルは、当時のままです。
リニューアルされた館内では、被爆直後に病院に運び込まれた負傷者の様子や、当日から治療にあたった医師のノート・写真などが展示されています。
また、被爆前の「日常」も知ることができます。被爆前の1944年、職員が集まって院内の菜園で撮影された写真は、逓信病院で薬剤師として働いていた檜井暁夫さんが撮影したもの。

写真を寄贈した暁夫さんの孫、檜井孝夫さんは「当時の検閲も入って非常に貴重な写真だと聞いた。いわゆる普通の病院での光景が展示に再現されていて、日常があったという記録が残っていたことを、逓信病院の資料館に来られる皆様に見せられるようになった」と話していました。
このほか、リニューアルで新たに設けられた映像シアターでは、建物の3D再現を交えながら、当時の病院職員の証言を見ることができます。
「旧広島逓信病院外来棟」資料館は、1日午前9時にリニューアルオープンします。開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は祝日を除く月曜日・祝日の翌平日・年末年始で、入館料は無料です。














