アメリカのトランプ大統領がイラン側の新たな提案を拒否し、核問題で合意が得られるまで海上封鎖措置を続ける意向を示しました。イラン側は「前例のない対応」を警告しています。
トランプ大統領が29日、SNSに投稿した画像。AIで生成したとみられる戦場のような場所で銃を構える自身の姿とともに「これ以上“良い人”でいるのはやめだ」と書かれています。
投稿では「イランは、まともに行動できない。彼らは非核化の合意にどう署名すればいいのかも分かっていない」と主張し、イランに対し「早く賢くなった方がいい」と警告しました。
こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ氏がホルムズ海峡の開放とアメリカ軍の海上封鎖の解除を先行させ、核交渉を後回しにするというイラン側からの新たな提案を拒否する意向を示したと報じました。
トランプ氏は核問題で合意が得られるまで海上封鎖を継続する考えを示したということです。
これに先立ちイランメディアは、治安当局の高官がアメリカの海上封鎖について「海賊行為に等しい」と非難したうえで、これが続けば「前例のない対応を取る可能性がある」と述べたと報じました。
アメリカ トランプ大統領
「現時点において、イランが核兵器を保有しないと同意しない限り、合意は絶対に成立しないだろう」
トランプ大統領は29日、核問題の先送りはできないと強調。「イランは“降伏する”とだけ言えばいい。彼らの経済は本当に危機的な状況にある」と主張しました。
一方、アメリカ国防総省はこの日、2月末から始めたイラン攻撃にかかった費用を初めて公表。日本円にしておよそ4兆円に上ることを明らかにしました。
ヘグセス国防長官は、野党・民主党の議員からイラン攻撃が「泥沼化」していると指摘されると、激しく反発しました。
アメリカ ヘグセス国防長官
「あなたは(イラン攻撃を)『泥沼』と呼び、敵に宣伝材料を与えるのか。その発言は恥知らずだ。兵士に対して無責任だ」
ヘグセス氏は民主党が「無能」で「敗北主義的」などと強く批判しています。
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