1952年、九谷焼の工房の3代目として生まれた山中さん。

しかし美術を学ぼうと、金沢美術工芸大学では油絵を専攻し、九谷焼と向き合い始めたのは卒業後だったと振り返ります。

九谷焼作家 山中國盛さん 「神々しいという感じ。これはとても書けないわと。それから古九谷そのものを勉強させてもらった」

その後、九谷焼の技法を学ぶため文化勲章受章者の浅蔵五十吉さんのもとで7年間、九谷焼を学んだ山中さん。

作品には大学で培ったデッサン力も遺憾なく発揮されています。

九谷焼作家 山中國盛さん 「中心のところははっきり書くが、まわりはそんなにはっきり書かない。明暗だけで表現する」

伝統文化を次の世代につなぐため山中さんは現在、講師として職人を志す人たちに古九谷の歴史や絵付けの手法などを指導しています。

九谷焼作家 山中國盛さん「やはり九谷の基本は古九谷であって古九谷のすごさが今日まで九谷を支えてくれたんだという思いを学生たちと一緒になって勉強しながら伝えていきたい」


半世紀をかけ学んできた九谷焼の伝統を後世に伝えていくため山中さんはこれからも筆を握り続けます。