■燃料価格は1.7倍に 施設側が抱える苦悩

利用者の笑顔が戻った一方で、施設側の苦悩は続いています。

こちらの施設では、お湯を温める燃料として1日あたり100リットルの重油を使用します。今回、8日分の重油は確保できましたが、納入業者からは「その先は見通せない」と告げられています。

さらに、価格の問題も追い打ちをかけています。

<三ヶ日総合福祉センター 加藤雄三館長>
「値段は(1リットルあたり)100円前後であったものが160円から170円という状態になっています」

追い打ちをかけるのが「価格転嫁」の難しさです。

原油の仕入れ値は以前の1.7倍に跳ね上がりましたが、こちらの施設は条例によって入浴料の上限が定められているため、価格をすぐに変えることができません。

<三ヶ日総合福祉センター 加藤館長>
「福祉施設ですので、地域福祉、あるいは公共の福祉の増進のためには、一般の施設とは違いますけれど、利益を生むというものではありませんので、何とかやりくりをして続けていきたい」

まだ解決の糸口さえ見えないイラン情勢。私たちの生活は揺さぶられ続けています。