石の産地である岡山県笠岡市で、その石をPRしようと新たなアート作品が完成しました。手がけたのは、アメリカの彫刻家と地元の企業。異色のコラボレーションでどのような作品が生み出されたのでしょうか?

石の新たな魅力を発信し石の可能性を広げたい

黙々と石を削るのはアメリカ在住の彫刻家、ジェシー・サリスベリーさんです。

今年の1月中旬から2か月間、笠岡市に滞在しながらオブジェを制作してきました。

(ジェシー・サリスベリーさん)
「すでに3つくらい出来て、今4,5(個め)を手仕事している。こういう形にして、5つの石からこのパーツを全部作って、最後に組み立てるときに一つの形になる」

作るのは、5つのパーツを組み合わせた、3.5メートル四方の巨大なオブジェ。

日本有数の石の産地・北木島を有する笠岡市で、墓石などを製造し全国に卸す鳴本石材が石の魅力を発信しようと、ジェシーさんに作品の共同制作を依頼したのです。

(鳴本石材 田邊賢祐さん)
「こういった彫刻品とか芸術品っていうのは基本的には取り扱いはしていないんですけど、石の産業が国内でどんどん衰退していく中で、石の可能性、チャレンジとして。石でこんなことができるんだなというところを皆さんに見ていただければなと」

ジェシーさんは、普段、アメリカのメイン州を拠点に活動しています。スケールの大きい独創的な作品を手がけていて、2018年には、北木島でもオブジェを制作。そのような笠岡市との縁もあり、今回のプロジェクトが始動したといいます。

制作期間は約2か月。会社の機械で切り出した花崗岩を成形し、工場の入口に組み上げる計画です。

(ジェシー・サリスベリーさん)
「工場の特別な機械とか、ここの『可能性』でできるものを作っているから」