撮影現場で“最年長”に――「普通に仕事ができること」に感謝

ドラマ『時すでにおスシ!?』より

俳優として歩み続ける中で、佐野さん自身の意識にもある変化が訪れているという。撮影現場の中で最年少だった時を経て、今では最年長となることが増えた。

長年ともに仕事をしてきたスタッフとの再会も多く、そこでポジションが変わったスタッフから「『初めて俳優さんに声をかけたのが佐野さんでした』と言われたこともあります」と笑う。「そういうことを聞くと、時間の流れを感じますね」としみじみ語る。

5年前には大病も経験した。再び撮影現場に返り咲き、「今こうして普通に仕事ができているとは思わなかった」と、作品に関われていることへの感謝は大きいと話す。

だからこそ、「なぜ自分がこうして、ここにいられるのか」という思いもより強くなり、「じゃあ、自分は何をやらなくてはいけないのか」と自問し続けているという佐野さん。その問いは、役を通して作品にどう応えていくかという責任にもつながっている。