ボクシングの前WBC・IBF統一バンタム級王者の中谷潤人(28、M・T)が23日、所属ジムで練習を公開した。中谷は来月2日に東京ドームで、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(33、大橋)に挑む。

19日に合宿先の米・ロサンゼルスから帰国したばかりだが、「いい体調でコンディションを作れているので、期待していてください」と微笑んだ中谷。当日の東京ドームは超満員の観客が詰めかけると予想されるが、「すごく楽しみにしています」と話し、全く緊張はしていないという。「55000人を魅了できるようなファイトができると思っているので、みなさんを満足させるようなファイトをしたい」と、意気込んだ。

中谷は2020年11月にWBO世界フライ級王座決定戦でKO勝利を収め初の世界チャンピオンになると、23年5月には階級を1つ上げてWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨み、KO勝利で2階級制覇。さらに24年2月にWBC世界バンタム級タイトルマッチに挑み、TKO勝利で3階級制覇を成し遂げた。

25年6月には西田凌佑との統一戦も制し、WBC・IBF世界バンタム級王者に輝いた。同年9月にバンタム級統一ベルトを返上し、階級をスーパーバンタム級に上げた中谷は、ここまで32戦して32勝(24KO)という輝かしい実績を残した。33戦目となる井上との一戦に向けて「僕のキャリアにとって素晴らしいものになれるように全力を注ぎたい」と、闘志を燃やした。

井上は20日の公開練習で、中谷との6度目の防衛戦に向けて「非常に楽しみでワクワクしている、心身ともにいい状態で仕上がっている」と、順調な調整ぶりをアピール。井上の戦績も32戦32勝(27KO)と、中谷とほぼ互角。無敗同士の日本人ボクサーによる“頂上決戦”に注目が集まる。