拾った健康保険証で他人になりすまし、病院の受診を繰り返していたとみられる兵庫県の住職の男が警視庁に逮捕されたことが分かりました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、兵庫県姫路市の住職・広利輝和容疑者(55)です。

広利容疑者は今年2月、大阪市内の病院の皮膚科と薬局で他人の健康保険証を使い、診療や薬の処方を受けた疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、保険証は2024年1月ごろ、台東区上野で60代の男性が落としたもので、広利容疑者がそれを拾って診療を受けていたということです。

広利容疑者は問診表に、保険証に記載された氏名や生年月日などを記入していました。

調べに対し、「保険証がなかったので、拾った保険証を使って診察を受けていた」などと容疑を認めているということです。

広利容疑者は「同じ病院で繰り返し使用すれば警察にバレると思ったので、いろんな地域で使用した」とも供述していて、これまでに兵庫県や岡山県などのおよそ25の医療施設で115回にわたり他人になりすまして病院の診療を受けていたとみて、警視庁は余罪を調べています。