WHO=世界保健機関は4日、欧米で広がっている新型コロナのオミクロン株の派生型の特徴について、「これまでで最も感染力が強く、免疫を回避する」と指摘しました。

4日に記者会見を開いたWHOによりますと、オミクロン株の派生型ウイルス「XBB.1.5」は、ヨーロッパやアメリカで感染が広がり、4日時点で29か国での感染が確認されているということです。

世界的に検査数が減っていて、実際にはより感染が広がっている可能性があるということです。

このウイルスの特徴について技術責任者のマリア・バンケルコフ氏は、▼これまで確認された中で最も感染力が強く、▼免疫を回避する、と指摘し、警戒を呼び掛けています。一方で、より重症化しやすいという兆候はいまのところないということで、感染者の入院率などを注視しているということです。