国立がん研究センター東病院の元医長に賄賂を送った罪に問われている医療機器メーカーの元社長に対し、東京地裁は無罪を言い渡しました。

東京・千代田区の医療機器メーカー「ゼオンメディカル」の元社長・柳田昇被告(69)は、千葉県柏市の国立がん研究センター東病院の元医長の男性に、医療機器の選定をめぐり便宜を図ってもらう見返りに、現金あわせておよそ168万円の賄賂を送った罪に問われています。

東京地裁はきょうの判決で、「被告や会社側としては、賄賂の趣旨で元医長に送金を行ったと認められる」としつつ、「元医長には賄賂の認識があったとは認められず、収賄罪は成立しない」「収賄罪の『必要的共犯』である贈賄罪の成立を認めることはできない」として、柳田被告に無罪を言い渡しました。

この事件で収賄の罪に問われた元医長の男性に対し、東京地裁は今年2月、無罪を言い渡し、確定しています。