豊作と豊漁を願って木製の玉を奪い合う新春恒例の神事「玉せせり」が3日、福岡市の筥崎宮で3年ぶりに実施されました。

東区の筥崎宮で行われた「玉せせり」では、「競り子」と呼ばれる締め込み姿の男たちが、洗い清められた直径28センチ重さ8キロほどの木製の玉を奪い合いながら参道を進みました。

豊作を願う陸側と豊漁を願う浜側に分かれた男たちは、沿道からの力水を浴びながら、激しく玉を競り合っていました。

「玉せせり」は約600年前の室町時代に始まったとされていて、今年は豊作を願う陸側が本殿に玉を奉納しました。