「高市総理は政治の原点を軽視」衆議院の勢いから油断か

井上キャスター:
総理が高市さんだからではなく、どの総理に対しても「我々参議院は独立している」「ダメなときは『NO』」という姿勢があるということですね。
TBS報道局 解説委員 後藤 元政治部長:
小泉純一郎総理や安倍晋三総理も、総理大臣当時は参議院の自民党に対しては、一定の配慮をしていました。
大臣を選ぶときも、参議院の意向を極力尊重するような慣習があります。
出水麻衣キャスター:
その慣習というのは、元々織り込み済みではなかったでしょうか。

TBS報道局 解説委員 後藤 元政治部長:
高市総理の中に「衆議院であれだけ勝ってしまったから、この勢いで参議院も行くのではないか」という油断があったと思います。
衆議院で予算を通すときも、自民党の衆議院の国会対策の幹部は、「参議院でうまくいかないだろうな」と思っていたと思います。
高市総理の指示通り、衆議院は進んだのですが、参議院は「参議院の独特のルール」に阻まれた。それが今回の結果だったとみています。

TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
参議院には、「衆議院に対する対抗意識」という与野党共通の意識があります。それが熟議に繋がっています。
そのため「今回、参議院はかなり議論をした」ということで、与野党共通の達成感みたいなものがあります。
そういう点では、参議院は衆議院と違って「議論を大事にする」「衆議院に対して対抗意識がある」などの政治の原点を、高市総理は軽く見ていたと思います。
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<プロフィール>
後藤俊広
TBS報道局 解説委員 元政治部長
小泉内閣時から国会を取材
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年














